ダメなことをダメと言わず行動に出た一例

「すしざんまい」

聞いたことがある方いらっしゃいますか?

テレビCMで店長が手を広げ「すしざんまいっ!」のポーズで

お馴染みのすしざんまい。

配達寿司のお店といえば少し馴染みがあるでしょうか?

(店舗もありますが)



そのすしざんまいの社長の経営学

2010年、

当時ソマリアでは海賊が海を占領していました。

「海賊は悪だ」と海賊船とミサイルで戦う計画を立てていたり、

各国から自衛隊を派遣していた状況

その時、一人の日本人が立ち上がりました。

それが「すしざんまい」の社長



海賊が生まれる原因をなくし、

海賊をしていた彼らが今後暮らしていくための手助けをしました。

つまり「悪いこと」を悪いといったわけではなく

「悪いこと」をしている原因を考え手を差し伸べたのです



ソマリアでは豊富な海洋資源がありましたが

魚を獲っても加工技術がないため、あまり販売をすることが出来ませんでした

そのため貧困から海賊行為に手を染めていた人もいましたが

彼らはもともと漁民であったため、

正しく魚を加工する方法を教え、サポートすることで輸出が可能になり、

海賊は生活を立て直し漁師に戻っています。



ここで大切なのは

「人間と人間の話し合い」

「君たちは何のために生きるんだ。

人に喜んでもらえることをすれば、

自分も生きがいをもって生きていける。

だから人の悲しむことじゃなくて、

喜ぶことをやるんだ。それが仕事だ」と、

すしざんまいの社長は彼らに思いを伝えました。




海賊を捕まえて、日本に連れて来たら、

「帰りたくない」というのが彼らの本音で、

日本で安楽で豊かな暮らしができるなら、

危険を冒す必要もありません。

それでは解決になりません。

なので

現地で海賊が生まれる原因をなくし

彼らが今後暮らしていくための形を整えていくことにしました。

釣った魚は輸出して「すしざんまい」が買い取る。

ここで生まれた「お金」はあくまで「釣った」元海賊たち

どんどん国が豊かになったというお話です



この経営学はきっと何十年も語り継がれる

経営学になると私は確信しています




相手を責める

言い任せる

攻撃する




のではなく、




相手を承認する

納得させる

豊かにする




これが出来る経営者=人徳者が

これからの世の中のニーズ



だってそうでしょ?

もちろんいまだに

「芸能人の不倫問題」を叩く人もいますが

今では



「芸能人のプライベートに迫る記者」に

疑問を感じている人が増えている世間の声



この自国の現状を察知し

素早く動けることがとても大切




長々と今日は失礼しました




生活相談員

北野

デイサービス梅の里

落ち着いた雰囲気の中で こころ寄り添う ひとときを