北風と太陽

ある時、北風と太陽が力比べをしようとする。

そこで、旅人の上着を脱がせることができるか、という勝負をする。

まず、北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとする。

しかし寒さを嫌った旅人が上着をしっかり押さえてしまい、

北風は旅人の服を脱がせることができなかった。

次に、太陽が燦燦と照りつけた。

すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から上着を脱いでしまった。

これで、勝負は太陽の勝ちとなった。



北風と太陽のお話

私が警察犬訓練士時代に教わった教訓です

手っ取り早く乱暴に物事を片付けてしまおうとするよりも、

ゆっくり着実に行う方が、

最終的に大きな効果を得ることができる。

また、冷たく厳しい態度で人を動かそうとしても、

かえって人は頑なになるが、暖かく優しい言葉を掛けたり、

態度を示すことによって初めて人は自分から行動してくれる

という組織行動学的な視点もうかがえる。

というところですね。



だから私はリーダーとして

部下の提案について先に否定はしない

「まずはやってみる」

それでだめならまた考えればいい



犬の訓練も同じ

停座(おすわり)を教える時、

強引に腰を押すんではない

青い芝生に座り犬に

「ねぇ見て天気いいね」と語りかけ

犬が上を向いた時に自然と座れればいいし

伏臥(伏せ)はオーナー(飼い主)が

青い芝生に寝転がった時に自然と犬が

伏せでくれた時に褒めればいい



どちらにもノーストレス

イライラした方が負け

怒りの感情やストレスをうちの職員には

排除してもらいたい


↑ソファーに座ってても

我慢、我慢…(←本当は怒りたい)



生活相談員

北野

デイサービス梅の里

落ち着いた雰囲気の中で こころ寄り添う ひとときを