脳には、ネガティブな情報ほど長く記憶に残す働きがあります。
これを心理学では「ネガティビティ・バイアス」と呼びます。
もともと人類が進化する過程で、
災害や事故などの身の危険から守る防御としての役割を果たして、
それらに敏感になり記憶に長く留めておく脳の機能が発達し、
結果として、私たちの脳は、ネガティブな刺激のほうを速く認識するようになりました。
パソコンだったら「デリート」を押せば、すぐに消えるし
携帯だったら「電源オフ」にすれば、すぐに消えるし
ゲームだったら「コンテニュー」を押せば最初からリスタートできる
しかし脳を持った私たち人間は「嫌なこと」はずっと残る
これは私もあなたも高齢者も幼児も同じ
だからこそ「感情論」で怒ると
脳は「危険!」と判断し相手から離れないし
つまりは「危険人物だ」と脳に変換する
裏切られたら「この人は私にとって危険人物」と
捉え、その場からいなくなる
だってその人と一緒にいるのは「危険」だから
逃げて当然
この仕事をさせて頂くにあたって
利用者様の「危険人物」には決してなってはいけない
一回の過ちも許されないのです
嫌なことをどう「楽しいこと」に変換するか
これが出来る職員が介護の世界で活躍してくれますように・・・
生活相談員
北野
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