徳を積む


ある利用者様が

よくこんなことを話してくださいます



「人間はね、徳を積まないかんのよ」



徳を積むとは、

いい行い、立派な行いをするという意味で

パナソニックグループ創業者である松下幸之助は

「人間として一番尊いものは徳である」とおっしゃられています。



技術は教えたり習うことができますが、

「徳」は自分で悟るものであり

「徳」を高めることを重要視しなさい。

という意味ですね。

仏教の教えの一つでもありますね。



ではいい行いとは何でしょうか?



この徳を調べてみると

5つの「〇施」という言葉があるそうです



体施(たいせ)…体を使って世の為

人の為に行うこと

物施(ぶっせ)…見返りを求めず、

物を与えること

顔施(がんせ)…表情で温かみを与える

こと

念施(ねんせ)…他人の幸せを願うこと

法施(ほっせ)…知識を他人の為に教えること



「自分がよければそれでいい」

この考えを持っていると

「徳」なんて積めませんね



入学した大学が仏教学ということを

入学してから知った私。

お陰様で仏教学論で躓いたそんな私ですが

少し意識を変えて日々の生活を送りたいと思います。




生活相談員

北野

デイサービス梅の里

落ち着いた雰囲気の中で こころ寄り添う ひとときを