人には色々なスタイルが
あります
派手なお洋服を好んだり
真面目に見える格好を見にまとったり
髪が短かったり長かったり
スカートを履いたり
ズボンしか履かなかったり
細身のシルエットを目指したり
黒い服が好きだったり
私はもちろん会社規定に
従っていたいと思うのですが
ここ1年のスタイルで変えなかったこと
それはヘアカラー
本当こんな立場なのに
黄色い色を入れていて申し訳ないと
思っています
家族からも「社会人としての身なり」
を怒られてばかりの日々です
でもね、
これには理由があって
別にヤンキーに見せたいわけでも
オシャレをしたいわけでもありません
実は私には最愛の犬がいました
名前は「翔斗」
ブラックタンという色の
それはそれは立派なシェパードでした
ドッグショーを総なめし
新聞にも掲載されました
その子が昨年
脾臓がんでお空に行ってしまいました
私を先に置いてくなんてずるいよ
その子のことが
忘れられなくて会いたくて
毎日遺骨に話しかけています
悩み事も苦しい事も
遺骨に話しかけては涙を流す日々
一年経った今だってそう
その思いを胸に
生きていたいと今はまだ
未練タラタラのため
美容室に行くとこの子の写真を
持っていって「この色にしてください」
とお願いする始末
いつか彼なしでも
堂々と胸を張っていられる
自分でいたい
まだ側で見守っとってね
頼りなくてごめんね
生活相談員
北野
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