今日は少しばかり当社のセラピー犬
「悠斗」の話をさせてください
悠斗が生まれたのは
2011年10月14日。
父展覧会系(2009年日本一保持者)と
母訓練系(災害救助犬の娘)から生まれた
6人兄弟
その中から私の妹が
「この子がいい!」と当時まだヨチヨチ歩きだった悠斗を
我が家に迎え入れました
当時悠斗の父も飼っていたので
私は2匹のシェパードを操っていました
悠斗は生まれた時から人間でいうと
「子供っぽい」性格で人間大好き
自分を犬だと思ってないので犬が苦手
訓練に関しては抜群の身体能力を持ち
すぐに吸収してくれる子
訓練は遊び程度で躾のみ入れていますが
本当によく理解してくれます
それから悠斗の父犬のことが大好きで
父犬の後をついて離れない性格でした
父犬が石で遊べば自分も後をついて遊ぶ
父犬の事が大好きでした
そんな去年の10月
父犬は悠斗の誕生日をお祝いした3日後に
天に旅立ちました
さみしがり屋の悠斗はそれから一人になることが
怖いと思う子になりました
10分でも家に置いていると
遠吠えを続けます
時には涙を流して
「一人になりたくない」と訴えてきます
そんな悠斗のことを社長に相談させて頂くと
ドッグセラピー犬として承認してくださいました
(神様、仏様、社長様)
それから悠斗は当社のセラピードッグとしての道を
歩くのです
利用者様が独り言を話すと
「クンクン」と悠斗も返事をします
利用者様が触りやすいように
自分から背中を向けて座ります
名前を呼ばれると
「クンクン」と返事をします
おやつをもらうと
舌で優しくとってから食べます
そんな彼が昨日家でグッタリしていました
いつもと様子が違う!そう気づいた私は
動物病院に駆け込みました
結果は
「脾臓腫瘍からの腹部内大量出血」
彼の腹部からは1.2ℓの血液が溜まって貧血状態
緊急手術になりました
4時間かかって手術は終わりました
結果、、
脾臓は摘出し
肝臓にも大量の癌が見つかりました
「血管肉腫」という助からない癌でした
今は化学療法とサプリ療法で余命1か月を乗り越えました
先日定期受診に行ったところ
血液結果がすべて良好!まさに奇跡です
悠斗は当社でドッグセラピーをすることが大好きで
仕事の日になれば朝からしっぽを振って
私の後ろについてきます
車を開けたら飛び乗り
職場につけばルンルンで彼なりの仕事をします
彼の頑張りには天晴!です
あとどれぐらい生きてくれるかは分かりませんが
悠斗の気持ちを大切にしながら
お世話になります
どうかお立ちよりの際は
撫でてあげてください
彼の活力になります
生活相談員
北野
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