鮎川です 介護の話③

介護は黒衣(クロコ)
ちなみに黒子はホクロと読みます。
歌舞伎などのクロコを黒子と書くのは当て字だそうです。

私は介護者は黒衣だと思ってる。
主役は利用者様
介護者は利用者様の苦手な面の補完人だと考えてる。
通常のサポートの中で、介護者が主役になろうとするからおかしい。
介護者が主役でなくても施設が主役の時もある。集団レクはその一例だろう。
集団レクの必要性と重要性は認識してるし必要でもある。
集団体操も大切だ。皆が体動かすから一緒になって動く身体もある。
また回想法を取り入れた集団レクなどは非常に興味深い。
近年パーソナルソング・メゾットなる物を聞く。
また新しいケアの名前だ。

正直お腹いっぱい。

方向性は好きだし、私も実施して多くのパーソナルソングを見つけてる。
私はハーモニカとギターを使ってる。
その曲は私とその方の想い出の曲として
その方が目を閉じられた後は基本3年間封印する。ハーモニカでもギターでもしない。
その後演奏する。曲と共にその人を思い出す。
私とあなたの想い出の曲でもある。
そういう意味でパーソナルソングではなく
パーソナルメモリーソングである。
日本人らしくPMSとでも言おうか。


話が逸れた
ケアする上で、主役を間違えない。
PMSもそうだ。通常の音楽演奏の際に利用者様の表情や口元や挙動に最新の注意を払う。
そうする事で、好きなテンポがわかり、
歌謡曲なのか演歌なのか、フォーク、ロック、洋曲なのか詩吟、民謡などなど
見えてくる。
後は絞る。
あくまで黒衣である。勝手な演奏ばかりではなくポイントポイントで曲を分けてる。
いかに惹き出すか。

主役が私ならば、私のペースに合わせてもらう。

PMSの1番の当たりは、モーニング娘。である。意外だけど、意外ではない。私が意外と決めつけていた。
黒衣になれていない。

デイサービス梅の里

落ち着いた雰囲気の中で こころ寄り添う ひとときを