私の仕事のモットー
「マニュアルなんて意味ないぜ
何度転んでも起死回生」
もちろん介護技術や業務のマニュアルは大賛成派!
梅の里にはオリジナルのマニュアルもありますし
私が介護初心者だったころに経験したこと
「分からないことは聞いてね!」と鬼先輩に言われたけど
「何が分からないかが分からん!」状態
これは結構介護あるあるかも。
この状態は結構辛い
そうならないためのオリジナルマニュアルが当社にはあります
だから業務マニュアルは大事!
でもここからが面白いのが「介護」
「〇〇さんへのマニュアル」は
考え、行動し、失敗しないと作れないということ
しかもしかも
そのマニュアルは数分後、いや数秒後には
役たたず。なんてことは日常茶飯事
だからこそ
「~しなさい」と言われることが大嫌いな私にとっては
天職
ひとつ例を挙げるなら
介護初心者の頃「私」という人間の印象を
高齢者にどう与えるか
ここにスポットを置いてみた
人間の五感を頼るということ
「視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚」
まずは視覚。
これは元々男っぽい顔立ちをしている私
意外と女性も男性にもウケがよかった
(結構男に間違えられて女性の利用者様に
「いい男だねぇ」と顔を撫でまわされたこともある)
そして聴覚。
口角をあげて喋る
モゴモゴと喋らない
触覚。
徐々に利用者様との距離が近づいてきたと思ったら
相手の膝、肩、最後に腕、手を触りながら話す
(手を最初に拘束することは手は一番神経が鋭いからNG)
味覚は私はたぶん何の味もしないのでスルー。
最後に大切なことは「嗅覚」
人間も大まかにいえば動物で
嗅覚の鋭さに着目した
私は「介護をさせて頂いてる時」は
必ず同じ香水を使っていた
周囲の介護士からは
「介護者が香水なんて!」とチャラけた人間と
思われていたみたいだけど
「この匂い=私」という印象をつけたかった
ただそれだけ
それが見事ヒットし、
暴言暴力行為のある利用者様と
いつの間にか友情?さえ芽生えた
その人との写真はいまだにずっと近くに置いてあります
それから約10年
今では「ラベンダー」の香りが認知症予防にいいだとか
いろんな文献を発見します
嗅覚って凄い大事
どんな方法でもいい
マニュアル外のことを考えるのも
意外と面白いものです
(体験の方とも距離を詰めるために
肌を触れ合わせています、これも私なりの介護技術)
失敗したら「ごめんなさい」と頭を下げればいい。
地面に頭を叩きつけたら大丈夫
それからまた軌道修正して新しい人とは違う何かを
探せばいいと思います
今日も新しい発見が出来ますように
生活相談員
北野
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